これまでのイベント

チャイルドセンシス第1回目の企画である今回は、ホテルエルボスコの協力の下、無事成功致しました。私たちチャイルドセンシスは「かっこいいパパ」「子供たちの感性」をキーワードにこれからも活動を続けて参ります。
参加された方の感想
1日目

子供との旅行は子供が行きたいところが中心でした。特に最近では仕事の忙しさを理由に、近くのショッピングモールやアミューズメントパークへの日帰りが多かった気がします。
積もった雪を知らない子供に雪遊びを体験させ、自然から何かを学んで欲しいと思い、参加しました。娘と2人きりの宿泊旅行はこれが初めてです。
参加を申し込んだ日から、娘との旅行は始まりました。
スキーウェアーを買いに行き、パソコンで雪が積もる映像を見せ、近くのテーマパークに行きたがっている子供を説得しました。
「パパ、雪が降る夢を見たよ、」前日の朝に子供が笑顔で駆け寄ってきました。

「しばらく、ママに会えないけど、大丈夫?」、出発の朝、子供に言われました。「電車だからパパの言う事をよく聞いてね?」とだけ返し、不安90%で野尻湖に向かいました。4本の電車と30分のバスを乗り継ぎ、ホテルに到着。初めて「積もった雪」を実感した娘は夢で見た雪とのギャップを図りながら、まずは雪だるま造りからスタートです。子どもが選んだ場所は、広い中庭ではなく、ホテルの入口の小さなスペース。雪だるまというものは、団子の合体と考えている娘は、手で丸めて団子をつくり、それを2つ集めて雪だるまの完成です。子どもには固定概念がありません。与えられた素材でイメージを実現する為に自分の中にある発想を組み合わせて実現を試みるものですね。不思議な一時でした。

参加者との顔合わせも兼ねた夕食。大自然を眺めるレストランの中で、美味しいとは何かを考えさせられている間に、娘はさっさと友達を探し、遊び始めます。びっくりしたことは、子供は共通の話題もないにもかかわらず、3分間ほど様子を探ると、何して遊ぶかが解るみたいです。このときは、ひたすら追いかけっこをしていました。

2日目

翌日、家具作りです。子どもに家具作りを教えながら、ひたすら家具を創りました。「パパがんばれー」の一言に重みを感じました。私たちは日頃、子供の前で何かを行うことがほとんどありません。仕事の都合で家には殆ど帰らず、帰っても娘は夢の中です。土日も仕事ですから、子供と何かを行うことはほとんどありません。娘から見たパパの存在や役割はどう理解されているのか不安でした。家庭の中で父親の持つ権威は存在していないとも感じていました。単なる家具づくり、娘の「パパがんばれー」の一言には娘の中で「パパの存在」がなんらかの形で残ったと思います。地元の方々にこの話をすると驚かれました。地元では毎年雪かきや雪下ろしが父親の役割として形作られており、都会の方々と比べ、目に見える形、日常生活の一部として、父親の存在や権威が認められていることに新たな発見です。

次に、椎茸づくりです。木に小さな穴をドリルで開け、そこに椎茸の菌を金づちで打ち込みます。穴あけはパパの仕事、打ち込みは娘の仕事。娘は無我夢中で菌を打ち込んでいました。負けず嫌いの娘は、一つでも多くの菌を打ち込むことが重要だったのかもしれません。来年の秋には収穫だそうです。

そうこうしている内に、帰りの時間です。ホテルのバスに揺られ、長野駅まで向かいました。チェックアウトの時に沢山の写真をもらいました。娘はこの写真が嬉しかったそうです。私としても帰りの電車で娘と想い出を再確認することに役立ちました。驚いたことは朝7時に起きた4歳の娘が夜9時まで一睡もせずに、抱っこもせずに家に帰れたことです。最寄駅から家までは、歌を歌いながら手を繋ぎかえりました。
帰宅を迎えた妻に、娘は写真を使い2日間の出来事を永遠と話していました。妻は子供の成長を喜ぶと共に、私と娘との絆が深まったことに価値を見出しています。

その日から今日まで(4日しかたっていませんが、)、子供から寝る前に携帯が鳴るようになりました。「パパおやすみ、帰ってきたら一緒に寝ようね。」
早く帰宅することはできませんが、パパの役割が一つ見つかりました。

スタッフの皆様、ホテルの皆様、本当にありがとうございました。

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主催者コメント
チャイルドセンシスの始まり。
「夏休みの想い出の絵。パパだけが出てこない。」、「家族旅行の計画。パパは含まれていない。」
「『かっこいいパパ』を見せる一大イベントの運動会。子供は友達のパパと遊んでいる。」
このような辛い思いをしたパパは私だけではないはずです。私たちパパは仕事を中心とした生活を送っています。
帰宅時には子どもは夢の中、夢から覚める前に会社に向かう。土日も仕事。その結末が「パパ、また遊びに来てね・・・」。
それでも私たちパパは、子供と1分1秒でも時間を共有し、母親では教えられないことを教えたいと思っています。
子供たちが心豊かな人間に成長する為に、パパが教えれる事があると信じています。
一方で、今の子供たちは「我慢が足りない」、「わがままだ」と言われていますが、本当は自分の感情や欲求を抑えているようにも感じます。
社会で定義された「いい子」を振舞い、「あるがままの自分の表現」が成長過程で抑えつけられています。
特に都会では、行動の源となる「感性」を磨く為の要素として、「自然」や「生命」などの要素が不足しており、これらの要素は人間形成の基礎として最も大切な要素です。
私たちチャイルドセンシスは「パパの子育てへの参画」と「心豊かな子供たち」を「感性」というキーワードで繋ぎ、より良い社会の形成に取り組みます。